リベルタス住宅ローンが新規の住宅融資事業からの撤退を決定しました。
リベルタス住宅ローンは、銀行などの従来の住宅ローンよりも
審査が厳しくない、ということで注目度が高かったのですが、
サブプライムローン問題の直撃を喰らってしまったようです。
リベルタス住宅ローンは、不動産担保ローンの専門会社として、
リーマン・ブラザーズ・ホールディングズ・インクを
中核の持ち株会社とするリーマン・ブラザーズ・グループによる
100%出資会社で、不動産担保融資を専門とする金融会社による
新しい形の住宅ローンという触れ込みでした。
特に、従来の日本の大手金融機関の審査基準を満たさない案件も
積極的に取り扱うことにより、
住宅ローン融資を希望する様々なニーズに応えるというものです。
リベルタス住宅ローンは、普通の住宅ローン審査通過が難しい人、
例えば、自営業者、中小企業経営者も融資対象としていました。
具体的には、自営業者の方で、所得税申告書以外の資料を
キャッシュフロー・年収の資料として見てもらえない方、
年収返済比率が高いため、
他の大手金融機関では住宅ローンの審査が通らない方、
永住権のない外国人で、他の金融機関の審査規準を満たさない方
などを住宅ローンの融資対象としていたのです。
また、高額(1億円超)の住宅ローンを借入したい方も
住宅ローン融資対象としていました。
リベルタス住宅ローンは、
貸し付けたローン債権を定期的に証券化することによって
恒常的かつ安定的に融資商品をご提供することを企図していました。
このシステムは要するに米国のサブプライムローンと同じです。
ちなみに、リベルタス住宅ローンの出資会社である
米証券大手リーマン・ブラザーズは、オーストラリアの地方自治体から、
米サブプライム住宅ローン関連の金融商品をめぐり、
詐欺まがいの投資勧誘で多額の損失を被ったとして、
オーストラリア連邦裁判所に賠償を求め提訴されています。
リベルタス住宅ローンの融資金利は変動金利型を採用していました。
借入後当初5年間は4.00% (2008年4月現在)を適用し、
その後は変動金利が適用され、最終的な住宅ローン金利は
何と8%ぐらいになっていたようです。
ちなみに、20年の住宅ローンで金利8%ですと、
住宅ローン返済総額は借入額の2倍になります。
住宅ローン返済リスクの高いサブプライム層に融資するということで
リスクヘッジのため当然金利は高くなっていたわけですね。
リベルタス住宅ローンは、
国内金融機関の「審査基準に達しない」人たちに向けた住宅ローン
ということで、これはどこから見ても
今世間を賑わせているサブプライムローンですよね?
リベルタス住宅ローンで住宅ローンを組んだ方の今後が
ちょっと心配です。
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